「メロンソーダSサイズ」
わたしは自由な仕事に憧れをもっていることを知人にいいふらしていたために、たくさんの人からいろんなビジネスの勧誘を受けるようになりました。今日の待ち合わせはお昼のモスバーガー。「自由な暮らし」を提案する人にしては中々カツカツな印象。結局彼はゆるゆるの服を着て、「メロンソーダSサイズ」を注文した。不安のなかから勧誘トークははじまる。彼は手をせわしなく動かし、ときどき反応を見るように間を空けて話をする。わたしはふーんとしか返せずにニコニコと話を聞く。奇妙なやりとりである。
いろいろ話していくうちに、彼の仕事は情報商材を売ることだということがわかった。特別センスがあるとかじゃないんだけど、メールのやりとりを律儀に行っていると売れていくらしい。「ただしいコピーライティングとマーケティング術を学ぶことが大事」と彼は言う。フムフム。
私はブログで得る収入はアクセス数やリンクでの成績によるものだと思っていたので、彼の行う商材を販売するという仕組みは非常にシンプルに理解ができた。電子書籍を販売しているしくみと同じだと思うとそこらのネットワークビジネスとは違うということがわかる。
しかし、学ぶためにスクールに通って欲しいという。またそのスクールは卒業というしくみが存在しないというので、すこししり込みをしている。私にはスキルを学ぶ環境が足りないことはわかっているのだけど、果たして一生かけて尽くし合ってゆく仲間が本当に必要なのだろうか。
しばらくしてまた会議は先延ばしということで別れたのだが、彼は夜までモスバーガーに滞在するという。250円のメロンソーダSサイズで。ほんとうに収入で不自由なく暮らせているのだろうか・・・・・・。
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